パッシブスピーカーに決めたので、次は音を出すためのアンプが必要となる。
スピーカーを背面の棚に設置するため、有線では椅子の近くをケーブルが通り邪魔になるため無線化したい。
機種選定の検討内容は後述するとし、今回購入したものは以下。
プリメインアンプ FX-AUDIO- FX-502J PRO(ハードオフ 中古 4,400円)
(選考理由)
- 店頭に在庫があった ←これ重要
- プリメインアンプでそこそこの価格と大きさ
- Bluetooth非内蔵のシンプルな作り
- いわゆる中華アンプだが、日本企業(NFJ)監修の製品
Bluetoothレシーバー FX-AUDIO- WR-01J(Amazon 新品)
(選考理由)
- 設置型(バッテリー非内蔵)
- それなりに手頃な価格のオーディオメーカ製
- アンプと見た目(メーカー)の統一感
- コーデックの対応状況(AAC/aptX/aptX HD/aptX LL)
ハードオフ等を数店舗回ってオーディオメーカ製のBluetoothレシーバが見つからなかったので、これはAmazonで新品を購入。
FX-AUDIO-社の製品は電源、ケーブルが同梱されていないため、それぞれの選定はまた次回。
以降、アンプ選択時の検討内容。
(雑記)アンプをどうするか
今回アンプに求める条件は以下。
(条件)
- パッシブスピーカーを鳴らせる
- 無線でMac miniと接続できる
そもそもアンプにはどのようなものがあるかを調べてみた。
アンプの種類①(パワーアンプ・プリアンプ)
アンプの種類として、パワーアンプ、プリアンプ、その2つが合わさったプリメインアンプがある。当然、それぞれが別れている方が音がよい。何だったらスピーカー毎(右と左)でもアンプを分けることがあるらしい。(沼
まず、音を出すためにはパワーアンプが必須。価格によってはプリメインアンプの選択もあり。プリアンプはもし欲しくなったら検討で。
- パワーアンプ(メインアンプ)
入力ソースからの音を増幅し、スピーカーへ供給する役割(電力と音の供給)
- プリアンプ
パワーアンプの手前で音質等を調整する役割
- プリメインアンプ
パワーアンプとプリアンプが一緒になったもの。
アンプの種類②(x級)
アンプには〜級といった分類もあるらしい。
A/B/AB級はフルサイズコンポーネントと呼ばれるような、ラックに設置するようなでかい機種に搭載されている。サイズ、(思ったよりリーズナブルなものもあるが)価格的にも大きいので、小型で手軽な価格のD級をチョイスしようと思う。
- A級 音がよいけど電力効率が悪い
- B級 電力効率はよい(D級には劣る)が、音に歪みが混ざる
- AB級 A級とB級のよいとこ取り。A級に寄せることでA級相当としている機種もある。
- D級 通称デジタルアンプ。トランジスタを使うことで高電力効率で小型
アンプの種類③(真空管)
プリアンプに相当するところなので、今回は未検討。
真空管を使うことで温かみのある柔らかな音になり、真空管の種類によっても音が変わるらしい。ただ、真空管は消耗品でもあり、手を出すと深みにハマりそう。。
アンプの出力
スピーカーに合わせた出力のアンプの選択が必要となる。
以下サイトによると、8畳ほどの室内で1人の場合、5〜10W程度の出力でよさそう。
スピーカー(NS-BP200)の性能は以下のため、アンプは50W✗2(左右それぞれ)あれば十分だと考える。
許容入力:40W(連続的に出せる許容値)
最大入力:110W(瞬間的に出せる許容値)
※アンプの最大出力は、恐らくスピーカーの抵抗が4Ωの想定で計算された値であり、今回購入したスピーカーは6Ωのため若干最大出力が落ちる(40W程度になる?)。ただ、上記の様に十分な出力であるため、無駄に出力のある機種は選ばなくて良いと考える。ただ、アンプ出力が大きい分には問題ないため、価格によっては考慮。
入出力
アンプの入出力にも色々あり、最低限必要なものを考える。
出力
出力端子は、スピーカー出力(LとR)が必須。
物によってはウーファー出力もあるが、今のところ使う予定ないので、あってもなくてもどちらでも。
入力
無線は必須。無線の形式何でもよいが、手軽なのは接続元のMac miniが対応しているBluetooth。受信のみのためレシーバーは必須、トランスミッターは非対応でも問題なし。
(懸念点)
Bluetooth対応の製品で気になるレビューをいくつか見つけた。
- 最初の数秒音がでない
電圧、もしくは電流が足りていないのではないかと想定され、電源アダプタの選定に気をつける必要がある。
例えば入力電圧の幅がDC 9V-24V、電流2A以上(4A以上推奨)のモデルにDC12V/2Aを接続し、大きめの出力を出そうとしてパワー不足になっているのかと思われる。
- 音の遅延
接続コーデックがSBCになっているものと想定される。
Bluetoothの標準コーデックはSBCで、遅延が大きい。SBCより音がよくて低遅延なのがAAC、それより低遅延高音質がAptXとなるので、最低でもAAC、可能であればAptX対応が望まれる。
- 接続時の音声
起動時に「パワーオン、Bluetoothペアリング」みたいな音声が鳴るモデルがあるらしい。そんな音声は不要なので、オフに出来ないモデルは買わない。
機種検討
D級アンプをいつくか調べていると、Bluetooth内蔵のアンプは割りと見つかる。
ただ、1万円未満の低価格のモデルでは、対応しているBluetoothのバージョンの記載はあるが、対応コーデックが記載されていないものが大半。AAC等の対応をうたっているBluetooth内蔵アンプもあるが、そこそこの値段がする。
であれば、以下理由もあり、Bluetooth内蔵型アンプを選択する必要がないと考える。
※例えば、アンプとレシーバを別にすれば、間にプリアンプを挟んだり、それぞれ単品で交換ができる。また、アクティブスピーカーに変更する場合、レシーバが流用できる。
その上で、Bluetoothレシーバに求める条件は以下。
- コーデックがAAC、可能であればAptXに対応
- バッテリー非内蔵(電源に接続したままにするのと、バッテリーの劣化が嫌)
- 音声アナウンスがない、またはOFFにできる
DENON PMA-XXX
AB級のプリメインアンプの代表的なモデルっぽく、中古市場でもよく見かける。
最新のモデルはBluetoothにも対応しているようだが、サイズ、価格的に検討対象外とする。
Nobsound NS-01G Pro
アンプ検討時に真っ先に検討対象となると思われる中華アンプ。
4千円前後の価格(Amazon)なのに、50W×2出力、Bluetooth/AUX/USB入力に対応、しかも、電源、各種ケーブル(AUX、USB、RCA)まで付属しているという超コスパモデル。
注意点としては、Amazonのページに以下の記載があり、付属のDC12V5Aの電源アダプタではパワー不足で、交換の必要があるかもしれない。
ブルーツースで再生される場合に、1-2秒ぐらい無音の場合、パワー不足の可能性があり、19v~24vの電源アダプターでお試してください。
これについては交換するだけだが、入力ソース切り替え時に音声アナウンスが入り、OFFにできないため検討対象外。
※現時点のAmazonのページを見ると、「•更新:不必要のアラームを削除されました。」と記載されているため、今はならなくなっているかも。
Fosi Audio 、他
5千円〜1万円くらいでBluetooth内蔵モデルが有り、Nobsound、Fosi Audio、S.M.S.L、AIYIMA、等の各社から数機種リリースされている。評判はそれぞれ。
例えば、下記であれば7千円程度で手に入る。
多くのメーカーがこの価格帯ではAAC/AptX対応とうたっていないものが多い中、AIYIMA社はAAC/AptX対応モデルが有る。 A01 Proなんかは9千円弱の価格で、Bluetooth内蔵、100W✗2出力、AAC/AptX対応、電源アダプタ付属で、これでもありかなと思った。
また、Bluetooth非内蔵のアンプも各社からリリースされており、上げていくときりがないので中古市場の在庫によって検討しようと思う。
FX-AUDIO-
調べていく中でちょっと気になったのがFX-AUDIO-社の製品。
中華アンプメーカーの一つであるが、ノースフラットジャパンという日本の企業が監修、品質管理をしている点が他社と異なる。
Bluetooth内蔵アンプはラインナップしていないが、Bluetoothレシーバを単品でリリースしている。
ただ、どの機種も電源アダプタやケーブルは同梱していないため、他社より若干割高になる可能性あり。しかし、同梱されていても使わなければ無駄になるだけなので、これはありだと思う。
また、アンプのICを交換して音質を変更できたりするのも面白いと感じた。※ただし、保証対象外となる。
(Bluetoothレシーバ)
UGREEN R211-190314
UGREEN、Anker、エレコム、等の各社がリリースしているポータブルBluetoothレシーバ。2千円前後で購入でき、一番手軽に導入できる。
バッテリー内臓のため劣化が気になるのと、対応コーデックがAACまで対応のものが多い。
1Mii B06
Amazonでよく見かけるBTレシーバやトランスミッタを各種リリースしている中華メーカー。定価は5千円前後価格で各種コーデックに対応しており、セールで3千円前後になる。
バッテリー非内蔵なのがよいが、3Dサウンドやスマートスピーカー対応は不要かな。あと、全体的に若干日本語が怪しい。BT2台マルチポイント対応と記載されているが、レビューを見るとマルチペアリングの可能性が高そう。
FX-AUDIO- WR-01J
中華アンプメーカーでは珍しく単独のBluetoothレシーバをリリースしている。(自分調べ)
5千円未満はPC用やポータブル用が多いが、5千円〜はオーディオメーカ製のものが選べるようになり、その点では安心感がある。
BTA30 Pro
他の中華系とは異なり、ヨドバシ等の家電量販店でも購入できる。
価格が2万円超ということもあり、レシーバ&トランスミッターの両対応、光入力をBluetooth同時出力、スマホアプリでコントロール可能、等の機能盛りだくさん。こんなにいらない。
結果としては気になっていたFX-AUDIO-社のプリメインアンプが見つかったので、それに合わせてBluetoothレシーバを揃えた形となった。
後は動かすだけだが、ちょっとだけなんやかんやがあった。
# Amazonのリンクがうまく埋め込めなかったが、Amazon商品紹介機能なるものがあったのね。